小児リハ?子どものリハビリ?何それ、難しいんでしょ?
こんにちは、ちー坊です。
「小児のリハビリはやったことないし、怖い」
「ましてや小児訪問なんて、無理、無理」
小児リハビリやってると、よく聞かれる声です。
でも、本当にそうでしょうか?高齢者だって、障害者だって、同じじゃない?
だって、働きだした最初は誰だってやったことないんだから。やっていって、勉強していってできるようになっていんでしょ?
だったら、小児リハビリも同じ。やらず嫌いはもったいない。
なぜ拒否反応を示す人が多いのか?
- 何をしていいのかわからない
- 関わっている人(連携する人)が多い
- (子どもが)小さくて怖い
- 親のフォローが難しい
- 親の方が自分より(新人セラピストより)知識・経験を持っている
- 目標設定が難しい
- 学生の時に、実習で行っていない
などなど…よく聞かれるフレーズです。実際、私も同じようなことを思っていました。
私の場合、「小児リハやりたい!」と思っていたから続けてきましたが、職場都合でやらざるを得なくなった場合や、やりたいと思っていても最初の一歩を踏み出そうとするのって難しいことです。
じゃぁ、何から始めたらいい?
「座学」と「同行」。
まずは小児リハビリについてのお勉強です。
正常発達、脳性麻痺、重度心身障害、知的障害、自閉症、ダウン症、低酸素脳症、予後…あげればキリがないんですが。
最低、「正常発達」くらいは頭に入れておいたほうがよいかと。
疾患についての勉強は担当を持ちだしてからでもできますしね。(←大人のリハビリと同じでしょ。)
次に「同行訪問」。
子どもとの接し方、親との接し方、兄弟との接し方、生活環境や福祉用具など、見ておけるもの・得られるものはどんどん吸収していきましょう。
そして、先輩セラピストや親に分かれなければとことん聞く!変なプライドはいらないんです。
私も親に聞いて、知ることはとても多いです。週1の関わりの中ではなかなかわからない学校のこと、今までの生活のこと、これからどうしていきたいとかんがえているのかなど、そういったことをしっかり聞いて、自分にどんな支援ができるのかを考えていく必要があるのです。
「同行訪問」に徐々に慣れてきたら、さっさと訪問デビューしちゃいましょう!
最初は先輩セラピストと複数で担当することから始めれば、不安や恐れも少しはましなのではないかな。分からなければ、とことん聞く!(←2回目w)このスタンスでいきましょう。
もし、まったく小児リハの経験がなく、訪問でいきなり小児となった場合は、外来リハビリを見学させてもらうのもいいと思います。
たいていの子どもたちは1カ所以上、外来リハを受けているのでお母さんを通じて、お願いしちゃいましょう。私の経験上、「なんで来るの?」と言われることはあっても、見学自体を拒否するセラピストはいません。
先入観を持たず、動き出してみるべし!
まずは、子ども訪問リハビリってどんなことやっているのかを知ることから始めてみませんか?
それで、少しでも興味を持ったのなら、怖がらずにチャレンジしてみましょう。きっとできることはたくさんあるはず。
病院経験がなく、いきなり訪問の世界に飛び込んだ私でさえなんとかなっているので、きっとなんとかなります!
未熟児や発達障害が増加している今、子どものために訪問リハビリをしてくれる方が増えてくれるといいなと思っています。
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